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更新日:2022年3月20日

無人島がそのまま水族館に?!駿河湾に浮かぶ「淡島」の魅力を存分に味わえる静岡県沼津市の「あわしまマリンパーク」にデートプランをインタビュー!

今回ご紹介するのは静岡県沼津市の駿河湾に浮かぶ淡島の「あわしまマリンパーク」です。

ここは「来て!見て!触って!淡島体験!!」をテーマにしており、駿河湾の生活環境にできるだけ近い形で作られた、淡島の生き物を身近に感じられる水族館となっています。魚やイルカ、アザラシなどの一般的な水族館で展示されている生き物だけでなく、施設内には「カエル館」もあり50種類を超えるたくさんのカエルたちが展示されているのも大きな特徴です。

他にも釣った魚を食べることも可能な釣堀や、ウニやナマコ・ヒトデと触れ合える水槽があったりと、ただ見て回る以外の楽しみ方もできます。また島に来るまで趣きのある渡し舟に乗ったり、桟橋の上から海を見下ろして魚たちを観察できたりと島ならではの体験もできるのもこの場所の魅力といえるでしょう。

今回はそんなあわしまマリンパークのコンセプトやおすすめの展示コーナー・カエル館や釣堀・デートスポットとしての楽しみ方まで、広報の高木さんにインタビューしました。

目次

「あわしまマリンパーク」について

「あわしまマリンパーク」のコンセプトを教えてください

高木さん:こちらは静岡県沼津市の、元々は無人島だった淡島にある水族館です。「来て!見て!触って!淡島体験!!」をテーマに淡島の自然を生かした作りになっており、魚や動物との距離が近いことが魅力です。実際の海を使ったイルカのショーや、柵がなくゼロ距離で楽しめるアシカのショーなどが魅力です。ナマコやヒトデ・ウニを触ることができる「ふれあい水槽」も人気となっています。

伊豆半島から3〜5分かけて渡し舟で来ていただくという島ならではの体験もでき、島の温かさがいっぱいに詰まったアットホームな水族館となっています。

編集部:無人島にある水族館というのは初めてお聞きしました!淡島まで舟に乗ることからスタートするというのも一気に日常から離れる気がして、とてもワクワクしますね。

「あわしまマリンパーク」で出来ること

「あわしまマリンパーク」の水族館について教えてください

高木さん淡島の海をそのまま切り取ったような、魚たち本来の生活環境に近い展示方法に力を入れています。水槽の中では飼育生物たちが求愛をしたり産卵をしたりと、海の中で見られるような自然の営みを見せてくれます。

高木さん:人気があるのは、ウニを前面に押し出したコーナー「ウニのカシパン祭り」です。ウニ愛がとても強いスタッフがおり、ウニの生態展示だけでなくたくさんの骨格標本も展示していることから、TwitterなどのSNSでも話題になりました。実際に骨格に触れるコーナーもあり、ウニ型キャンドルやウニの骨などの販売も行なっています。

編集部:ここまでウニにフォーカスしてある展示は初めて見ましたし、生きているウニだけでなく面白い形をしたウニの骨格標本にもこんなに魅力があるとは知りませんでした!

高木さん:他に珍しいのはオオホモラですね、とても珍しく展示されている水族館も少ないです。こちらは漁師さんと一緒に漁に出たスタッフが、交渉して持ち帰ってきたものとなります。当館のスタッフは展示する生き物を見つけにしばしば漁師さんの漁に同行させてもらうことも多く、これは他の水族館ではあまりないことなのかなと思います。

編集部:実際の漁に同行して展示生物を持ち帰っているというやり方は斬新で、地元に愛されている水族館だからこそできることですね!できるだけ淡島の海に近い環境での生体展示の様子や、ウニにフォーカスした展示などを見ると、スタッフの方の飼育生物への愛が伝わってきます。

「アクアマリンふくしま」のショーについて教えてください

高木さん:実際の海を利用したイルカショーは大人気です。他の水族館などでは人工の海水で囲われた中でやるショーが主流ですが、自然にあふれた景色でイルカショーを見られるのは淡島ならではの魅力だと思います。

高木さん:またアシカショーも観客席からほぼゼロ距離で見ることができるんです。ショーの内容もアシカたちの体調や気分をスタッフが判断して考えているため毎回同じショーを行なっているのではなく、何度訪れても楽しめるようになっています。

編集部:実際の海を利用したショーは見たことがないので、ぜひ一度見てみたいと思いました。動物たちとは一緒にショーを作り出すパートナーという意識で作り出しているのはとても素敵ですね。

「カエル館」について教えてください

高木さん:こちらは日本最大級のカエルの展示施設で、80種類以上のカエルたちが展示されており、世界中の珍しいカエルを見ることができます。また水槽は指定された時間になると自動的に雨が降る仕組みになっていたり、植物を多数植えていたりと、カエルたちの生活環境に近い水槽で育てているのも見どころの一つです。

高木さん:ヤドクガエルは青、赤、黄色などのカラフルな体色が特徴で、世界で約200種類ほどいるんです。その中でもコバルトヤドクガエルは幻想的ともいえる青さがとても目を引きます。この美しさから「熱帯雨林の宝石」とも形容されることがあるカエルですが、殺傷力の高い神経毒を持っているカエルなんです。

高木さん:私のイチオシのカエルはアカメアマガエルです。名前の通りに赤い目が特徴で、学名は「美しい木の妖精」という意味を持つ「callidryas(カリドライアス)」となっています。特徴的なその容姿から色々なキャラクターのモチーフになることも多いんです。可愛らしい見た目なので、女性からも人気がありますよ!

高木さん:カエル館に入ってすぐの場所に展示されているのがアフリカウシガエルです。上部まで水が入れられた円柱型の大きめの水槽に約20匹が展示されています。体のサイズが大きく、初めて見た方はびっくりすることも多いですが、慣れるとどれだけ見ていても飽きない可愛らしさが魅力です。数もたくさんいるので、1匹1匹の個性もわかってきて、同じカエルなのに個体差や表情があってとても愛らしいカエルたちなんですよ。

編集部:普段目にするカエルとは全然違う見た目のカエルがたくさんいることに驚きました。見た目だけでなく、それぞれに個性があるというのも見どころの一つですね。

「ふれあい水槽」について教えてください

高木さん:小さなお子さんでも触れるように低い位置にある円形の水槽が「ふれあい水槽」です。ここではウニやヒトデ、ナマコなどを触ることができます。初めて触る人が多い彼らにふれながら「こんな触り心地なんだ」ということを知ることができるので、とても人気のコーナーとなっています。2種類いるナマコもそれぞれ太さや大きさが違っていたりするので、それも実際に体感できるのも面白いですよ。

編集部:モルモットなどの動物とは違って、海の生き物はふれた時の感触のイメージがつかないので、実際に触れることができるのはとてもありがたいと思いました。まさにテーマである「来て、見て、触って」を体現しているコーナーですね。

高木さん:他にもペンギンにご飯あげというのも行っています。ミニバケツに入れたアジを、小さなトングでペンギンたちに食べさせてあげるというものです。こちらは電話で問い合わせが来るほどの人気コンテンツになっており、動画を撮影して盛り上がっている方々もよく見かけます。アザラシにも餌をあげることができるので、実際にご飯をあげてみて普段見られない一面を知ってもらえると嬉しいです。

編集部:可愛い生き物たちが餌を頬張る姿を間近で見られるなんてまさに至福の体験ですね。人気になるのも頷ける体験だと思いました。

「淡島釣堀」について教えてください

高木さん:土日祝日と長期休みの期間中は、釣堀にはアジとタイが放されており、自由に釣りを楽しんでいただけます。釣竿は1,000円でレンタルすることができ、釣った魚はもちろん持ち帰ることも可能ですし、園内のレストラン「離宮」にお持ちいただくと実際になんとその場でお召し上がりいただくことも可能なんです。例えばアジでしたら、新鮮なアジの「漬け丼」をお召し上がりいただけます。このメニューは釣堀でアジを3匹以上釣った方しか食べることはできないので、ぜひ釣堀も楽しんでいただきたいです。

竿を垂らしてもらったら必ずといっていいくらいに簡単に釣ることができるので、未経験の方でも気負わずにお越しいただければと思います。

編集部:水族館内に釣堀があるのもとても珍しいですが、釣った魚をその場で調理してもらえるのは特別感があり心に残る体験になりそうです。淡島を味わうことができる総合施設だからこそできる内容といえますね。

「レストラン」について教えてください

高木さん水族館に併設されている食事処が2つあります。船着場のすぐ近くにあるレストラン「離宮」では、マグロやサーモンなどの海鮮丼やシーフードカレーを提供しています。淡島の海を見ながら食事を楽しむことができるので、とても人気のレストランです。また小腹がすいた際には、軽食やソフトクリームを提供している「うみねCafe」を訪れてみてください。

編集部:島の食事処感が満載の「離宮」の門構えは入店時からテンションが上がりますし、その場所で新鮮な白魚やまぐろなどの海鮮丼をいただけるのは非日常感を味わえてデートにはピッタリだと思いました。

お土産・グッズについて教えてください

高木さん:「ショップしまたろう」というお土産屋さんがあり、アカメアマガエルなどのカエルのキーホルダーやぬいぐるみが大人気です。またスピードクジもおすすめで、特等と1〜4等までのご用意をしています。当たりに応じて大きさが違うぬいぐるみをゲットすることができるんです。ハズレなしのクジとなっており、お子さんから大人までお気軽に楽しんでいただけます。

高木さん特等や1等は大人が抱えるくらいに大きいぬいぐるみが当選するので、それを持ち帰るのも含めていい思い出になるでしょう笑。最近はカエルやペンギン、今はコツメカワウソのぬいぐるみが景品となっています。ペンギンのぬいぐるみはなんと3日で売り切れてしまうほどの人気でした。

編集部:アカメアマガエルのキーホルダーやぬいぐるみは他では見る機会があまりないので、おみやげにはピッタリの商品ですね。スピードクジもクジを引く瞬間から盛り上がりますし、訪れたカップルの方にはぜひ挑戦してもらいたいと思いました。

デートスポットとしての「あわしまマリンパーク」について

これまでに訪れたカップルの印象的なエピソードに関して教えてください

高木さん:ご来場される日がお誕生日や結婚記念日などの特別な日である方には、チケット売り場でアニバーサリーのシールをお渡ししています。それをつけて館内を回ってもらうとスタッフがお声がけをさせていただきます。ノリがいいスタッフが多いので、会話も弾んだりと、より楽しい時間を過ごしていただけるでしょう!

編集部:実際に人からお祝いの言葉をもらうのは1番嬉しいですもんね。日常生活では味わえない体験を1日通してできる場所なので、あわしまマリンパークは記念日などにうってつけの施設だと思いました。

カップルにおすすめしたい施設内の回り方を教えてください

高木さん:基本的に館内は広い上に屋外エリアもあり、開放的な施設となっているので、2人の世界を保ちながら回ることができるのが当館の特徴です。そのためお二人が好きなように見たいエリアを回ってもらうのがおすすめです。

また当館をじっくり回った後はゆったり淡島を散策するのもいいと思います。桟橋から魚たちを見ることができたり、淡島からは富士山が綺麗に見ることもできるので、1日を通して淡島の魅力を味わっていただきたいです。

編集部:どこから見ても、どのように回っても満喫できるのがあわしまマリンパークの特徴であり魅力でもあるんですね。また無人島から見る富士山も趣がありそうです。

思い出に残るような写真スポットを教えてください

高木さん自然体でイルカを見たり、ナマコとふれあっているパートナーの写真は、後から見ても盛り上がりますし、思い出にもなるのでおすすめです。また桟橋から見える綺麗な夕日や淡島まで来る際の舟も撮影にはピッタリだと思います。参加型のアシカショーもあるので、彼氏や彼女が参加した際には、シャッターチャンスを逃さないようにしてくださいね。

編集部:パートナーの自然体の姿は撮影している時も楽しめますし、後から見直しても盛り上がるので絶好の撮影ポイントですね。パーク内で昼食をとって展示をゆったりと見た後に、淡島の夕日を二人で観ながら写真を撮れるというのもとてもロマンチックですね。

「あわしまマリンパーク」を訪れるカップルへ

「あわしまマリンパーク」を訪れるカップルへのメッセージをお願いします

高木さんたくさんの飼育生物がおりどれも個性があって面白く、話題が尽きるようなことがないので初めてのデートにもピッタリだと思います。そして自分達のペースでのんびりと一日中楽しめるということからも、若い方からお年を召した方まで誰でも楽しめる場所だと思います。日頃の喧騒を忘れて1日のんびりと過ごしたいカップルの方にはまさにうってつけの場所だと思うので、ぜひお越しください。

編集部:可愛らしい動物、海の幸、自然、それぞれで目的になるような体験を全てできるのはとても魅力的だと思いました。また子どもから大人まで思い思いに楽しむことができるのも、アットホームな雰囲気が流れているからこそですね。

五感で淡島を堪能することができるあわしまマリンパーク、皆さんも沼津を訪れた際にはぜひ訪れて見てくださいね。高木さん、本日はお忙しい中ありがとうございました。

基本情報

住所

〒410-0221 静岡県沼津市内浦重寺186

電話番号

055-941-3126

入館料

一般:大人(中学生以上)1,800円
   小人(4歳〜小学生)900円

※4月より料金が変更となります。
一般:大人(中学生以上)2,000円
   小人(4歳〜小学生)1,000円

営業時間

9:30〜17:00(最終入園15:30)
※営業時間変更の可能性があります。詳しくは公式HPをご覧ください。

公式HP

http://www.marinepark.jp/

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